古物商許可の手続き(例:大阪府)
大阪府での古物商許可取得の流れ
古物商許可は、
営業所を管轄する警察署の「生活安全課」
で申請を行い、最終的には大阪府公安委員会が許可を出します。
📋 1.申請の前に確認すべきポイント
古物商許可が必要かどうかをまず整理しましょう。
・必要な場合
1.中古品を「仕入れて」販売する
2.買取店リユース業を行う
3.ECサイト・ネットショップで中古品を販売する
・不要な場合
1.自分の私物を売るだけ
2.新品のみを扱う
3.他人の委託販売で、販売主が別に許可を持つ場合
👉「少しでも中古品を仕入れて販売する可能性がある」なら、許可を取得しておくのが安全です。
🪶 2.申請に必要な書類(個人の場合)
申請はすべて「警察署の生活安全課」で行います。必要書類は次の通りです。
必要書類一覧(個人申請の場合)
・古物商許可申請書(警察署窓口またはHPから入手)
・住民票(本籍地入り・マイナンバー記載なし)
・身分証明書(本籍地の市区町村で取得)
・登記されていないことの証明書(法務局で取得)
・誓約書(様式あり)
・営業所の使用権限を証明する書類(賃貸契約書の写しなど)
・資格証・法人登記簿謄本(法人の場合)手数料:19,000円(大阪府収入証紙)
※法人の場合は上記に加えて、役員全員の身分証明書・登記されていないことの証明書も必要です。
🏢 3.申請窓口と手続の流れ
ステップ①:事前相談
・各警察署の生活安全課で「古物商許可の申請をしたい」と伝えると、担当警察官が必要書類や確認事項を説
明してくれます。
・北摂の警察署では予約制の場合もあるため、事前に電話で確認を。
ステップ②:申請書類提出
・書類一式を提出し、収入証紙(19,000円)を添付します。
・書類確認後、受付票を受け取ります。
ステップ③:審査(標準処理期間:約40日)
・警察による身元・経歴調査が行われます。
・営業所が賃貸の場合、貸主に「使用確認」の照会が入ることもあります。
ステップ④:許可証の交付
・約40日後、警察署から「許可証交付のお知らせ」が届きます。
・指定日に警察署で「古物商許可証」を受け取り、事業開始が可能になります。
💡 ワンポイント
・自宅兼事務所でも申請可能(賃貸契約で事業利用が認められていればOK)
・ネットショップ運営者も対象:Amazon、ヤフオク、メルカリShopsなどで中古品を扱う場合は取得必須
・申請から営業開始まで約2か月見込むのが現実的(書類準備+審査期間)
・行政書士に依頼する場合の報酬相場:
個人申請サポート 3~5万円前後
法人申請サポート 5~7万円前後
📚 根拠法令まとめ

🧭 まとめ
中古品販売・リユース・転売などの事業を行うなら、
「まずは古物商許可を取得して法的な安心を得る」
ことが成功への第一歩です。
弊所は、相談から許可取得までの手続きをすべて丸投げで承っております。
お問合せページよりぜひお気軽にお問い合わせください。
アーネスト行政書士事務所