アーネスト行政書士事務所

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医療機関向けの補助金の使い方

【医療機関で使える補助金まとめ】

〜クリニック・歯科・薬局で活用できる制度をわかりやすく紹介〜

医療機関の運営では、設備投資やIT化、人材確保、地域連携の強化など、さまざまな場面で費用が発生します。
こうした負担を軽くするために活用できるのが、国や自治体が実施している補助金制度です。

しかし「どれが医療機関でも使えるのか?」は意外と分かりづらく、申請手続きも複雑になりがちです。
今回は行政書士の視点から、医療機関が実際に使いやすい補助金を目的別にやさしく解説します。


◆ 電子カルテやDX化には「IT導入補助金」

医療機関でも活用しやすく、いま最も相談の多い制度のひとつです。
電子カルテ、オンライン予約、問診システム、会計ソフトなど、業務の効率化につながるITツールの導入に利用できます。

導入によって業務フローの改善・人的負担の軽減が期待できると、採択率も高まる傾向があります。
特に、電子カルテを紙カルテから切り替えたい場合や、診療の待ち時間を短縮したい場合に効果的です。


◆ 医療機器の導入・設備の更新には「ものづくり補助金」

レントゲン、内視鏡、美容医療機器など、高額な設備を導入する際に活用しやすい補助金です。
医療機関は「生産性向上」という観点で適格性が判断されますが、
たとえば人員不足の解消につながる設備や、診療効率を大きく改善する機器は対象になりやすい傾向があります。

保険診療が中心であっても、自費診療を組み合わせたサービスの導入や、新たな検査の追加など、
「新しい価値を患者に提供できる取り組み」であれば申請可能性が広がります。


◆ 集患・広報・店舗改善には「小規模事業者持続化補助金」

小規模クリニック、歯科医院、調剤薬局などでよく使われる定番の補助金です。
ホームページのリニューアル、Google広告・SNS広告、看板の設置、待合室の快適化など、使い道の幅が広いのが特徴です。

特に「開業して間もない医療機関」や「地域の患者にもっと認知されたい」という場合に相性が良い制度です。
軽微な内装工事も対象になるため、院内の見直しにも活用できます。


◆ 在宅医療・訪問診療に取り組むなら「事業再構築補助金」(実施状況は年により変動)

訪問診療を始めたい医療機関や、在宅医療を強化したい場合に活用されるケースが多い大型補助金です。
新サービスの立ち上げや、事業モデルの転換を目的とした設備投資に使えるため、訪問診療車両の購入や在宅対応スペースの整備などにも利用できます。

ただし、この補助金は年度ごとに公募状況や条件が変わるため、最新の情報を確認することが重要です。


◆ 自治体独自の医療機関支援策も見逃せない

国の補助金だけでなく、自治体が独自に実施している支援も多数あります。

たとえば、

 ・地域連携クリニック・薬局の体制整備
 
 ・感染対策設備の導入支援

 ・無料健診・地域医療活動の補助

 ・開業支援や医療機関向けの設備投資補助

など、地域の医療体制を支えるための制度が随時実施されています。

自治体の制度は、国の補助金よりも申請難易度が低いため、意外な「穴場」として活用しやすいのが特徴です。


◆【まとめ】補助金を賢く使うことで医療経営の安定化につながる

医療機関向けの補助金は、

 ・IT化

 ・設備投資

 ・集患・広報

 ・在宅医療の強化

 ・地域連携

など、幅広い場面で活用できます。

申請には事業計画や見積書など専門的な書類が必要となるため、
行政書士としては制度選定から申請書類作成までトータルでサポート可能です。

「どの補助金が使えるかわからない」「うちの設備は対象になる?」という段階でも大丈夫です。
貴院の状況をヒアリングした上で、利用可能な制度をわかりやすくご提案いたします。

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